人気ブログランキング | 話題のタグを見る

小泉武夫先生講演会

小泉武夫先生講演会_b0082280_16102561.jpg


昨日、5回シリーズの「小泉文化塾」、第3回目の講演がありました。
テーマは「真の『食育』とは何か」。

小泉先生が実践している「食育」とは、
★食べることの意味を教える→
食べると熱が出て、それがエネルギーとなりいろんなことができるんだよ。
そのエネルギーをいろんな有意義なことに使うんだよ。

★民族文化の伝承→
これほど自国の食文化をおろそかにしている国はない。
民族文化を大切にし、国を愛する心が育った他国と比較すると
何年か後、必ず国力に差がつくはず。

★行儀・作法→日本は甘やかしすぎ。

その他、メモした部分を抜粋します。

●「食育」は、日本という国家の存続に関わる問題。
●「食育基本法」は国が骨子を決めて、あとは地方におまかせ。
だから北海道は北海道なりの「食育」を。
●「食育」は大人への教育。子どもに責任はない。
しかし、子どもをあまりにも甘やかしすぎている。
●「いただきます」の意味は、小泉先生と永六輔さんがラジオの子ども相談室でもう何年も前から提唱していること。
食事の前にする挨拶はどの民族も「ありがとう」→これは見えない偶像に対して言っている。
日本人だけは「いただきます」という。食べるものには全て命がある。
命を代償に自分が生かされている。
●食料自給率の話〜日本は世界一食料が少ないのに、
毎日300万食を廃棄している計算。
●食育=地産地消→しかし流通を変えないと、地産地消は無理。
●北海道の素晴らしい農産物を、付加価値をつけずに売っているのがもったいない。
農家以外の人たちが付加価値をつけて販売して儲けているのに…。
●養殖鮭の危険性〜北海道産の鮭の素晴らしさ

などなど、今回もおもしろいお話が満載でした(特に書けない部分が)。
次回は11月28(火)で、
テーマは「魚食民族日本人の知恵」だそうです。
(by 佐藤水産プレゼンツです)

by chihiro-vf | 2006-09-07 16:28 | 北海道フードマイスター的